年金の繰り下げ

【年金の繰り下げ】繰り下げはおすすめ、逆に繰り上げはよく考えよう

 

もらえるお金 届出先

1ヶ月あたり0.7%増

 

逆に繰り上げると
0.5%ずつ減額に

年金事務所、市区町村

 

老齢基礎年金の受給の仕方について、
よく質問を受けることがあります。

 

内容は「年金の繰り上げ」と「繰り下げ」では
どちらがもらえるお金が多くなりますか?

 

というものです。

 

本来、老齢基礎年金は65歳から支給されますが、

 

本人が希望すれば60歳から64才までの時期から
年金をもらい始めることもできます。

 

これを「繰り上げ受給」と言います。

 

逆に66歳から70歳までの希望する時期から
年金をもらい始めることも可能です。

 

これを「繰り下げ受給」と言います。

 

受給を繰り上げた場合は、
繰り上げた月数分だけ減額されます。

 

1ヶ月あたり0.5%ずつ減額されるので、
5年早めて60歳0ヶ月からもらい始めると、
65歳で受け取るよりも30%減額になります。

 

一度繰り上げをすると、受け取り額は一生変わりません。

 

気をつけなくてはいけないのは、

 

65歳なる前に老齢基礎年金を繰り上げ受給すると、
障害者や未亡人になった場合、
障害基礎年金や寡婦年金が受け取れなくなることです。

 

障害基礎年金の受け取れる年金額は、
障害等級2級で老齢基礎年金の満額、
1級では2級の1.25倍となります。

 

寡婦年金の受け取れる年金額は、
60歳から65歳の5年間で夫が受け取れるはずだった
老齢基礎年金の支給額の4分の3がもらえます。

 

高齢になると健康に自信が持てなくて、
繰り上げ受給を希望する人も多いようです。

 

しかし、病気や障害が重い時にもらえる、
障害基礎年金や寡婦年金についても考えておいた方が良いかもしれません。

 

その一方で、年金の「繰り下げ」受給をした場合ですが、
1ヶ月あたり0.7%ずつ増額されるので、
年間に8.4%増額されます。

 

トータルで見ると66歳まで繰り下げをした場合、
77歳を超えて長生きをすれば、
受け取る年金の合計額は得なる計算になります。

 

「繰り下げ」は最大で70歳まで遅らせることができます。

 

年金の「繰り上げ」、「繰り下げ」は、
退職後の生活設計や自分自身の健康状態などを
考えて慎重に行うべきです。

 

例えば、夫は65歳から年金を受け取り、
余裕があるのなら妻は66歳以降に「繰り下げ」でもらうのもいいでしょう。

 

持ち家があれば、夫の老齢基礎年金と
老齢厚生年金だけでやりくりができるかもしれません。

 

参考になれば嬉しいです。

 

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