期間短縮型と返済額軽減型ではどう違うの?

 

期間短縮型と返済額軽減型ではどう違うの?

 

では「期間短縮型」と「返済額軽減型」の
どちらを選べばよいのでしょうか。

 

利息削減効果という視点で考えると、
「期間短縮型」のほうが望ましいといえます。

 

具体例をもとに考えていくとにしましょう。

 

ここでは3000万円の住宅ローンを、3%、35年で借りた場合を考えます。
(なおこの場合の毎月の返済額は11万5455円となります。)

 

そして返済開始後1年が経過した時点で100万円の繰り上げ返済をするとします。

 

もし、「期間短縮型」の繰り上げ返済を行うと、返済期間は、1年11ヶ月短縮され、

 

この間に支払われるはずだった利息が166万9854円分削減されることになります
(なお実際の繰り上げ返済額は、100万円ではなく、98万5611円となります。)

 

一方同じ条件で「返済額軽減型」の繰り上げ返済行うと、
毎月の返済額は、11万1542円にまで減らすことができます。

 

もともとの毎月返済額は11万5455円でしたから
毎月3913円分返済額が少なくなります。

 

この場合の利息削減効果は59万6299円となり、
利息軽減額が166万9854円であった期間短縮型と比べると、

 

同じ100万円の繰り上げ返済でも「期間短縮型」の
繰り上げ返済より利息の削減額が小さくなっているのがわかります。

 

このように利息削減効果から判断すると
「期間短縮型」の方に分があるといえます。

 

では「返済額軽減型」にはメリットはないのでしょうか。

 

このタイプを使うと良いのは、
毎月の支払いかきついという人です。

 

例えば、今が教育費負担のピークで、
毎月の支払いが厳しくなってきたというような場合には、

 

少しでも毎月の返済額を減らせる
「返済額軽減型」は強い味方になってくれるでしょう。

 

また、共働きが前提で、住宅ローンを組んだものの、
実際には、妻が退職をして家計の担い手が

 

ご主人のみになってしまったという場合や、
不況などにより給与が減ってしまったというの場合にも
「返済額軽減型」の繰り上げ返済は選択肢になるでしょう。

 

ただし、先程の例で見たように100万円の
繰り上げ返済をしても返済額の減少は毎月4000円程度です。

 

それであれば、繰り上げ返済をせずに貯蓄としてとっておき、
日々の収入だけではまかなえない出費を、
貯蓄を取り崩すことでカバーするということも考えられます。

 

また、そもそも毎月の支払いがきつくなってしまうというのはローンの組方が、
よくなかったということでもあります。

 

できるだけ「返済額軽減型」を選択しなくてもすむよう、
ライフプランを確認するなどして、
無理のないローンを組んでいることをおすすめします。

 

 

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